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赤間総務副大臣が訪台 72年の断交後初

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赤間二郎総務副大臣



(台北 25日 中央社)赤間二郎総務副大臣は25日、台北市内で、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会主催の地方PRイベント「多彩日本」の開幕式に出席した。外交筋によれば、副大臣級の日本政府高官が台湾を訪れるのは、1972年の日台断交以来初めて。式典では福島県など5県産食品の輸入再開を台湾側に要望した。

赤間副大臣はあいさつの中で、福島を始めとする被災地の復興が順調に進んでいる現状を紹介。被災地で生産・製造された商品が万全の検査に合格し、日本ですでに販売されていることに触れ、台湾の人にもいつか食べてもらえるようになればと期待を示した。また、日本と台湾の間には国家利益以外にも友好関係や密接なやり取りがあり、重要なパートナーだと言及。東日本大震災や熊本地震で台湾から多大な援助を受けたことに触れ、感謝を述べた。

台湾の対日窓口機関、亜東関係協会の邱義仁会長は、赤間副大臣の訪台を歓迎。台日はいずれも困難に直面してきたとした上で、「だからこそ台日の命運がどれほど密接に結び付いているのかがよく見えてくる」と語った。

式典では赤間副大臣が台湾語で「大家好」(こんにちは)とあいさつを披露し、会場の笑いを誘う一幕もあった。

台湾は2011年の東京電力福島第1原発事故以降、福島、栃木、茨城、千葉、群馬の5県で生産・製造された食品の輸入を全面的に禁止している。



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