(高雄 10日 中央社)高雄市政府捷運工程局の呉義隆局長は10日、高雄ライトレール(軽軌、LRT)第1期区間(籬仔内-哈瑪星間8.7キロ)が30日にも全線開業する見通しを示した。運行に関するテストはすでに全て完了しており、現在は時刻表通りに走行する試運転を行っているという。
第1期区間は今年6月末までに籬仔内-駁二大義間が開業している。開業が待たれるのは駁二蓬莱、哈瑪星の2駅のみで、今月15日に交通部(交通省)による視察が行われる予定だという。哈瑪星駅は高雄メトロ(MRT)西子湾駅に接続しており、開業すればオレンジラインへの乗換えが可能となる。
また、新たに開業する区間付近では10月、環境に優しい交通手段をテーマとした「エコモビリティ世界フェスティバル2017」が開催される予定。1カ月に及ぶ開催期間中、来場者はライトレールやメトロで都市のエコモビリティを体験することができる。
高雄ライトレールは10月いっぱいまで無料で乗車可能だが、11月から運賃徴収を開始する。今年7月の発表によると、普通料金は30台湾元(約110円)で、ICカードの利用で25元(約90円)となる見込みだが、12月末までは半額の運賃で乗車できるという。