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日本統治時代の建物を使った「台中文学館」にカフェレストランが開業/台湾

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(台中 14日 中央社)日本統治時代の警察宿舎を修復して新たにオープンした台中文学館(台中市西区)内に14日、レトロでおしゃれなカフェレストラン「櫟舎文学餐庁」が正式に開業した。地元出身の作家の名前がついたメニューで文学館らしさを演出する。

警察宿舎は1932年に完成したもので、2009年に歴史的建築物に指定された。その後修復工事が進められ、昨年8月に地元の文学の歴史を展示する文学館に生まれ変わった。カフェレストランは業務委託を受けた民間業者が経営するもので、今年8月にプレ開業した。

同店のディレクター、繁運隆氏によると、店名に使われている「櫟舎」は、日本統治時代に結成された中部の詩人団体「櫟社」にちなんだもの。

料理を通じて作家の精神を伝えることをモットーにしており、台湾特別志願兵として南洋に赴いた経歴を持ち、太平洋戦争をテーマにした小説を残した陳千武氏と、日本の大学で学んだ後台湾に戻り、社会運動に熱心に参加した楊逵氏の名前がつけられたブランチメニューでは、2人の人生経験をもとに考案されたという料理が味わえる。

このほか、文学をより身近に感じてもらうために、作家を招いた料理イベントや文学サロンなども開催される。


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