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日本統治時代建設の「旧山線」 来月に鉄道フェスタ、来年にはレールバイク運行

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龍騰断橋(手前)



(苗栗 22日 中央社)苗栗県政府文化観光局は21日、日本統治時代に建設された観光鉄道「旧山線」の勝興駅(同県三義郷)で、10月7日から始まる「旧山線老橋老洞世遺鉄道文化節」のPR記者会見を行った。約3週間にわたるイベント期間中、沿線の景勝地周辺で、音楽会やパブリックアート、産直市場など、さまざまな催しが企画されている。同局は、秋の旅行シーズンにぜひ苗栗を訪れ、旧山線の魅力をより身近に味わってほしいと呼び掛けた。

記者会見に出席した徐耀昌県長によると、苗栗県は廃線を利用したレールバイクの運行に向けた準備も進めており、来年中にも正式に開業する見込み。こちらも、旧山線の新しい楽しみ方として国内外の注目を集めそうだ。

旧山線は三義駅(苗栗県)と后里駅(台中市)を結ぶ全長約15キロの区間。1998年、新線の供用開始に伴い廃線となったが、2010年に観光鉄道として復活。沿線には、標高約402メートルで、旧山線の最高地点にある勝興駅をはじめ、1935年の新竹・台中地震で崩壊したれんが造りのアーチ橋「龍騰断橋」のほか、鉄橋3基、トンネル8カ所などがある。台湾は、同線は豊富な自然に恵まれ、歴史的・文化的価値も高いとして、世界遺産への登録を目指している。

イベントは10月7日から26日まで、勝興駅や龍騰断橋の周辺で開催される。

 

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