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重要文化財を舞台に芸術祭典 京都府庁旧本館

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 重要文化財の京都府庁旧本館(京都市上京区)を会場に、ステージや展示、体験などの秋の祭典「観芸祭」が10月21日~11月12日に催される。重厚な建物の雰囲気に浸りながら文化に触れる多彩な行事が予定されている。

 旧議場をステージに、ドイツ製弦楽器ヘルマンハープミニコンサート(22日午後1時半)、エスペラント語の展示やパフォーマンス(26・27日の午前11時と午後2時)、オカリナコンサート(28日午後1時半)、オペラ「フィガロの結婚」公開リハーサル(11月11日午前10時と午後2時)などが予定されている。

 旧正庁では、フォーク&カントリーコンサート(同3日午前10時半)、筑前琵琶演奏会(同4日午後0時半)、アラブ音楽祭り(同午後5時)などを催す。
 玄関階段では、春乃流が日本舞踊(28日午後1時)を披露する。

 旧応接室、旧文化庁室などでは、スウェーデン画家のイラスト展や切手作品展、福島復興・観光展、「お茶の京都」展示などが予定されている。中庭などで野外彫刻を展示する。

 このほか「農福連携マルシェ」(21・22日午前10時~午後5時、福島物産展(11月3日同時)、東北応援商品の販売(同4日同時)などを開催する。

 21・22・28・29日・11月4・11日午前11時、正面玄関前に集合して、NPO法人「京都観光文化を考える会・都草」メンバーによる旧本館の見どころガイトツアーも催される。

 京都府庁旧本館は、1904(明治37)年に落成し、71(昭和46)年まで本館として使用され、現在も教育委員会などの執務に使用。創建時の姿をとどめる現役の官公庁としては日本最古の建物にあたる。かつての知事室や正庁、議場を公開し、議場では土曜講座など府民向けの行事が催されている。シダレ桜などが植わる中庭では10月末ごろまで、キンモクセイが見ごろを迎える予定だという。

 問い合わせは京都府府有資産活用課075(414)5434。


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