(台北 6日 中央社)台湾師範大学電気工学科は中学生や高校生向けに文学と数学の要素を兼ね備えたコンテストを開催している。作品の応募は受け付けが始まっており、3月中旬に締め切られ、4月初めに優秀作品が発表される。受賞者には賞金が授与されるほか、夏休みに実施される日本への研修旅行の参加資格が与えられる。
予定している訪問先は東京理科大学や理科と数学をテーマにした博物館「リスーピア」など。数学の問題や解法を絵馬に記して奉納する「算額」の習慣が残る金王八幡宮(いずれも東京都)への参拝も予定されているという。
コンテストは身近な数学の原理を題材にした詩や散文などを募集し、修辞の技法や内容の豊富さ、数学の正確さなどで評価する。同大学は分野を超えた学習を促進し、論理的な思考と文学的な能力を培うのがねらいだとしている。同コンテストの開催は初めて。