行政院の徐国勇報道官
(台北 18日 中央社)行政院(内閣)の徐国勇報道官は18日、中国大陸の人民解放軍が台湾海峡で同日実施すると通知した実弾射撃演習について、定例の演習であり規模は非常に小さいと説明した。中国大陸側は意図的に誇張しているとし、台湾が調子を合わせる必要はないと述べた。
中国大陸福建海事局は12日、人民解放軍が18日午前8時から深夜12時まで軍事演習を行うのを理由に、台湾海峡の一部海域の航行を同時間帯禁止すると通知。新華社通信など中国大陸の複数メディアがこれを伝えた。
国防部(国防省)などによれば、航行禁止区域は福建省泉州市の沿岸部。徐報道官は、中国大陸は2005年にも同じ場所で同規模の演習を行っていると指摘。国軍は18日に実施される演習の全過程を監視していると述べた。
中国大陸の軍事演習については、これまで国防部や国家安全局などが定例訓練との見方を示している。