進化(?)した台北市のマスコットキャラクター「熊讃Bravo」(左)
新旧マスコット
(台北 22日 中央社)台北市政府観光伝播局は21日、外見の微調整を経た同市政府マスコットキャラクター「熊讃Bravo」のお披露目を市内で開催中の台湾文化創意設計博覧会で行った。旧・熊讃もステージに登場し、自身が同市の柯文哲市長からよくされていたように新・熊讃の鼻を指ではじくなどして役割の“引き継ぎ”を行った。
熊讃は昨年8月に開催されたユニバーシアード台北大会のPRキャラとして誕生し、大会終了後に同市政府の公式マスコットに就任した。キャラクターとして人気を集める一方で、市場には模倣品が大量に出回ったため、市は知的財産権の保護強化を目的に熊讃の外見の調整に着手。商標登録を行う方針を示していた。
市は18日、熊讃の新デザインを発表。台湾が海に囲まれた島国であることから、鼻の色は元の黒から海を象徴する青に変更されたほか、眉毛も加えられ、表情がより豊かとなった。また、「台北」の2文字が隠された新たなロゴマークも発表された。
21日のイベントでは、役目を終える旧・熊讃の姿に感極まって涙するファンも見られた。南部・屏東から駆けつけたという女性は、これまでの熊讃を忘れたくないと語り、新しい外見に慣れるには少し時間が必要だと話した。
同局の陳思宇局長は、旧・熊讃の商標登録の申請も通過する見通しだと明かした。今後は新旧版共にイベントに参加する可能性もあるという。