嘉義県の山地で23日午後、大気の状態が不安定になり、ひょうが降った=市民提供
(台北 23日 中央社)23日の台湾は南から暖かい風が吹き込んだ影響で気温が上昇し、台北では正午過ぎに同観測点として今年最高気温となる34.3度を観測した。南部・嘉義県の山地では午後、大気の状態が不安定になり、ひょうが降った。中央気象局は高雄以北の山地や東部・宜蘭、花蓮で大雨が降る恐れがあるとして、雷雨や強風などへの注意を呼び掛けている。
嘉義県番路郷の隙頂小学校では午後3時前後にひょうが観測された。荘新国校長によれば、児童は珍しいひょうに興奮を抑えきれない様子で、外に飛び出してその姿を観察していたという。
気象局によれば、24~25日は前線通過と北東の季節風の影響で中部以北や東部では雨や雷雨になる見込み。南部でも所によっては一時雨になるという。