馬上から矢、次々と的中 滋賀・近江神宮で流鏑馬神事
参道で馬上から的を射抜く射手(3日大津市神宮町・近江神宮)
馬を走らせながら弓矢で的を射る「流鏑馬(やぶさめ)神事」が3日、大津市神宮町の近江神宮であった。新緑に包まれた参道に設けられた馬場で、射手が鮮やかに的を射抜き、約5千人(主催者発表)の観衆を魅了した。
五穀豊穣(ごこくほうじょう)と天下太平を願い、祭神の天智天皇が国内で初めて漏刻(水時計)を作った故事にちなむ「時の記念日」(6月10日)の行事として、滋賀観光協会などが毎年開いている。
勇壮な武者装束をまとった日本古式弓馬術協会の7人が、5頭の馬を巧みに操って約200メートルの馬場を走らせ、約40メートル間隔で並ぶ三つの的を狙った。
砂ぼこりを上げて疾走する馬と呼吸を合わせながら縦横約30センチの板的や直径約10センチの土器に矢を放ち、的を射た「パン」という乾いた音が響くと、大きな拍手と歓声が沸き起こった。
写真撮影のために訪れたという名古屋市守山区の大岩友理さん(44)は「馬が駆けるひずめの音と迫力を間近で体感できた。伝統を感じた」と話していた。
参道で馬上から的を射抜く射手(3日大津市神宮町・近江神宮)
馬を走らせながら弓矢で的を射る「流鏑馬(やぶさめ)神事」が3日、大津市神宮町の近江神宮であった。新緑に包まれた参道に設けられた馬場で、射手が鮮やかに的を射抜き、約5千人(主催者発表)の観衆を魅了した。
五穀豊穣(ごこくほうじょう)と天下太平を願い、祭神の天智天皇が国内で初めて漏刻(水時計)を作った故事にちなむ「時の記念日」(6月10日)の行事として、滋賀観光協会などが毎年開いている。
勇壮な武者装束をまとった日本古式弓馬術協会の7人が、5頭の馬を巧みに操って約200メートルの馬場を走らせ、約40メートル間隔で並ぶ三つの的を狙った。
砂ぼこりを上げて疾走する馬と呼吸を合わせながら縦横約30センチの板的や直径約10センチの土器に矢を放ち、的を射た「パン」という乾いた音が響くと、大きな拍手と歓声が沸き起こった。
写真撮影のために訪れたという名古屋市守山区の大岩友理さん(44)は「馬が駆けるひずめの音と迫力を間近で体感できた。伝統を感じた」と話していた。