中国語の字幕が付いた日本のアニメをインターネットで無断公開したとして、京都府警サイバー犯罪対策課と伏見署は28日、著作権法違反の疑いで、横浜市南区真金町2丁目、会社員の男(30)と東京都台東区台東2丁目、留学生の男(20)の中国人2人を逮捕した。
府警の説明では、2人は、日本のドラマやアニメを翻訳し、字幕を付けてネット上で違法配信する中国のアマチュア集団「字幕組」の一員という。
会社員の逮捕容疑は、7月31日、アニメ「アルスラーン戦記 風塵乱舞」第5話に中国語字幕が付いたものを、ファイル共有ソフトを使ってネット上に無断公開し、制作会社の著作権を侵害した疑い。
留学生の逮捕容疑は、8月18日、日本の別アニメを同様にネット上で公開し、著作権を侵害した疑い。
府警によると、会社員は「中国の友人に頼まれてやった」、留学生は「字幕合成などを担当していた」と容疑を認めている。