花街・祇園甲部の芸舞妓(げいまいこ)による秋の公演「温習会」を前に、稽古の総仕上げとなる「大ざらえ」が29日、東山区の祇園甲部歌舞練場であった。あでやかな衣装をまとった芸舞妓が練習の成果を披露した。
温習会は毎年秋に開かれる京舞井上流の発表会。今年は初舞台の舞妓5人を含む84人が出演。現在は井上流にのみ伝わるという上方唄「梅見船」「江口」「名取月」などを上演する。10月1~6日の午後4時開演。
指定席8500円、自由席4千円。問い合わせは祇園甲部歌舞会(075・561・1115)へ。
祇園甲部歌舞練場の本館は温習会終了後、耐震調査と改修のため数年間、休館する。