神前に矢羽(やばね)を奉納し、無病息災を祈願する女性たち
女性の災厄(やく)を払う「女人厄除(よけ)まつり」が29日、京都市下京区の市比売神社で営まれた。厄年の女性たちが振り袖姿で祈とうを受け、豆まきをして一年の無事を祈願した。
女性の守り神として知られる同神社の恒例行事。今年に本厄を迎える数え年の19歳と、その前後にあたる計5人が参列した。
華やかな着物に身を包んだ参加者らは、本殿でおはらいを受けた後、全員で五条大橋に行き、鴨川に向けて豆をまいた。今夏にドイツへ留学する立命館大1年の上野真知さん(18)は「渡航先での生活がうまくいくように祈りました」と話していた。