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日本時代の小屋を救え 台湾大OBらが修繕に260万円寄付=蓬莱米の発祥地

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(台北 21日 中央社)台湾大学の卒業生が18日同大学内にある日本統治時代に建設された木造建築「磯永吉小屋(磯小屋)」の修繕費として70万台湾元(約260万円)を寄付した。

磯小屋は日本人農学者、磯永吉が日本種と台湾種の米の交雑に取り組んだ場所で、新品種「蓬莱米」を誕生させた。台湾大学農芸学科の王淑珍主任によれば、磯小屋は今日の台湾米の品種改良の基礎にもなっているとし、2016年に行政院(内閣)農業委員会主催のコンテストで最高評価に輝いた「台南16号」の開発にもつながったという。

磯小屋は台湾の農業発展に大きく貢献したとされ、2009年に台北市市定古跡となったが、経年による老朽化が進んでおり、大学側は修繕に600万元(約2200万円)かかるとしている。



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