(台北 21日 中央社)行政院(内閣)農業委員会農糧署の陳建斌署長は18日、今年のバナナの生産量が例年より約4万トン多い35万トンに達する見通しを明らかにした。同委員会の林聡賢主任委員によると、6月に収穫の最盛期を迎える。スーパーやコンビニエンスストアでは特売セールが行われる。
同委員会はこの日、大手スーパーのPXマート(全聯福利中心)と共同で記者会見を開催。林主任委員によると、バナナの生産地は台湾全土で1万4000ヘクタールを超え、例年は地域ごとに時期をずらして生産を行っていたが、昨年は、台風被害を受けて以降、時期をずらさずに生産を進めたという。
PXマートの林敏雄董事長(会長)は、台湾最大の地元スーパーとして特売でバナナ農家を手助けすると約束した。
同スーパーは現在、台湾全土で902店舗展開しており、青果売り場を設けている800店舗でバナナの特売を行うという。5月末まで1袋(500グラム)59台灣元(約215円)、あるいは2袋99元(約360円)で販売を開始する予定。6月以降はさらに安い値段で提供されるという。