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サトウキビ列車が台湾新幹線に連絡 鉄道の魅力で地方に活力注入

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台湾高速鉄道




台湾糖業鉄道



(台北 14日 中央社)行政院(内閣)が推進する大規模なインフラ整備計画には、台湾糖業鉄道と台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)を結合させて地方発展の活力にする青写真が盛り込まれている。これを受けて交通部(交通省)は、ともに日本統治時代に建設された雲林県虎尾と嘉義県蒜頭2カ所の製糖工場を対象に、それぞれの糖業鉄道を最寄りの高鉄駅に連絡させる計画に取り組んでいる。完成のあかつきには、中南部観光に新しい活力が注入されることが期待される。

虎尾製糖工場は現役で稼動している数少ない製糖工場の一つで、毎年12月から翌年3~4月の稼動期には、列車がサトウキビを運ぶ風景を見ることができ、鉄道ファンを引き付けている。雲林県政府は既存の貨物路線で観光列車を運行させるとともに、高鉄雲林駅まで線路を延長する計画を進め、特色あふれる地元の資源と組み合わせた独自の観光ルート作りを目指したい意向。

一方、蒜頭製糖工場は現在観光スポット「蒜頭糖廠蔗テイ文化園区」として生まれ変わっており、サトウキビ列車を改造した観光トロッコで人気を集める。場所も嘉義の人気観光スポット、国立故宮博物院南部院区(南院)にほど近い好立地。嘉義県政府は既存の線路を東西に延長することで、南院と高鉄嘉義駅に連絡させるとともに、サイクリングロードや街路樹を整備することで、独自の地域発展を目指すとしている。(テイ=土に呈)


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