(桃園空港 14日 中央社)桃園国際空港(桃園市)にこのほど、新たな雨水排水施設が完成した。同空港では大雨時の浸水、冠水被害に悩まされており、新施設の供用により梅雨や台風シーズンに発生する排水問題の解決を図る。
同空港によれば、新たな排水施設「H幹線雨水排水路」は空港の西側を流れる埔心渓の支流付近に設置。全長は1.7キロメートルを超え、高低差を利用して空港南側の区域にたまった雨水を埔心渓に放出する。建設費には9500万台湾元(約3億4500万円)を投じた。
新施設は毎秒20.86立方メートルの排水が可能。今月2日の豪雨では、順調に雨水を排水するのに成功したという。