7億円超の住戸を含む京都市上京区の高級マンション「ザ・パークハウス京都鴨川御所東」で21日、報道関係者向けの見学会があった。内庭を備えるなど豪華な造りの共有スペースが公開された。
売り主の三菱地所レジデンス(東京都)によると、1億円超の46戸を含む計75戸が5月までに完売。中でも鴨川に面する3LDK(287平方メートル)1戸は、2015年12月の発売時点で西日本最高額の7億4900万円だった。購入者は経営者や医師が多く、50~60代が過半。居住地は関東や関西のほかに海外もいた。同社は「鴨川に面した立地の希少性と京都らしい外観が評価された」とする。
この日は1階共用部を公開。石組みで滝を模した内庭や2室のラウンジを設け、京都ゆかりの芸術家の絵画や書、陶芸を並べるなど、高級感あるしつらえに仕上げた。
同社は中京区三条通油小路でもマンション建設を進めており、「京都は世界から注目され、需要は底堅い」(関西支店)としている。