香港(CNNMoney) 米グーグルは21日、台湾のメーカー、HTCのスマートフォン開発部門に対して11億ドル(約1200億円)支払うと明らかにした。これにより、グーグルはHTCのスマートフォン開発部門の専門家を引き入れるほか、HTCの知的財産(IP)についても利用できるようになる。
グーグルは今回の買収について、スマートフォンやその他端末の開発を進める取り組みの一環としている。
グーグルとHTCはこれまでも10年間にわたって協力関係にあった。グーグルのOS「アンドロイド」を搭載した最初のスマートフォンはHTCから出ている。HTCはまた、グーグルの「Pixel」ブランドのスマートフォンの製造も手掛けている。
HTCはここ数年、多額の損失を出していた。スマートフォン事業については継続するものの、製品群については簡素化する可能性があるという。