(台北 20日 中央社)国家発展委員会の意見公募サイトにこのほど、台湾の標準時を現行のグリニッジ標準時から8時間進めた時刻(GMT+8)から、日本や韓国と同様に9時間進めた時刻(GMT+9)に変更する提案が寄せられた。同提案に対する意見の総数は19日、立案に必要となる5000件を突破。2カ月以内に所管機関から回答が出される。
提案は今月16日、公共政策について一般市民から意見を募るサイト「公共政策網路参与平台」で発議された。発議者は、台湾ではかつてGMT+9が採用されていたと指摘。中国大陸はGMT+8であることから、標準時の変更によって中国大陸への従属から象徴的に脱却可能であり、台湾を訪れる中国大陸客や外国人の潜在意識に台湾と中国大陸は従属関係ではないと訴えかけられると主張した。標準時を1時間進めるメリットについては、冬は現在ほど暗くない時間に退勤でき、夏は十分に日光を活用できると説明している。
市民から寄せられた意見では、賛同するコメントが多数を占めている。