(高雄 24日 中央社)南部・高雄市で24日、台湾初となる電気連節バスの試乗が開始された。同市政府交通局の陳勁甫局長は市民の反応を見て将来的に導入可能か、検討するとしている。
同市では今月1日から環境に優しい交通手段の展示などを行う「エコモビリティ世界フェスティバル」が行われている。陳局長によれば、同イベントでこの電気連節バスの展示が注目を浴びたという。
陳局長は同バスがガソリンを燃料とするバスよりエコであることに言及。同バスをメトロや路線バスの中間にある交通手段と位置付け、市内の主要道路を走る幹線バスとしての導入を視野に入れていると述べた。また、大量輸送が可能なため、通学や通勤用バスとしての活用も期待できるという。
同局によれば、同バスにはチタン酸リチウム電池が使われており、10分間の充電で100キロの走行が可能。一般のバスは長さが12~13メートルであるのに対し、同バスの長さは18メートルに及ぶ。座席数は32で、最大120人の輸送が可能だとしている。
同バスの運行は31日まで。毎日午前10時と午後3時に商業施設「夢時代」付近のバス停を発車する。料金は無料。