(台北 28日 中央社)50歳からの生活面でのニーズを探る意識調査の結果が26日に公表された。これによると、台湾の熟年世代が最も気にかけているのは「自立した生活能力」(34.6%)であることが分かった。続いて「健康的な食生活」(30.8%)、「医療の効率性」(27.8%)などが挙がっている。
調査は財団法人「智栄基金会」が8月17日~今月18日にインターネットを通じて行ったもので、7万9441人から回答を得た。回答者の47%(3万2051人)は50歳以上で、このうち男性は29.9%、女性は70.1%。
不安を感じる要素はそれぞれ、「自立した生活能力」ではガスの閉め忘れや電球のつけ替えなど高所での作業、「健康的な食生活」では農薬残留など食の安全問題や一人での調理、「医療の効率性」では病院での待ち時間や診断の煩わしさなど。
このほか、男性は健康の知識が不足気味だとして「健康リスクの予知・予防」を特に気にかけるのに対し、女性は「自立した生活能力」と「習い事」への関心が高いという、男女別のニーズの相違も見られた。