(台北 4日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は、目的地の駅に到着してから改札を出るまでの時間を10分以内に制限する。来年1月1日から施行される。改札内の停留時間が10分を超えた場合、15台湾元(約56円)が追加徴収される。
乗客の支払い逃れやICカード乗車券利用者の過払いを防止するのがねらい。台鉄は列車の種別によって異なる運賃を採用しており、ICカード利用者に対しては列車の到着時間を基に適用する運賃を決めている。だが台鉄の担当者によれば、自強号(特急)の運賃を払わないようにするために、あえてプラットホームに留まり、より安い運賃の区間車(各駅停車)の到着を待つ乗客がいたほか、区間車に乗車したにも関わらず改札を出るのが遅かったために、自強号の運賃を徴収されたケースもあったという。
また、駅の入場券にも1時間の時間制限が設けられる。