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蒋介石の像を撤去へ 権威主義の象徴一掃目指す法案可決 台湾

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台湾の立法院(議会)は5日夜、権威主義的政治体制が敷かれた過去の象徴の一掃を義務付ける法案を可決し、国民党の元指導者である蒋介石の像が撤去されたり、道路や学校などが改名されたりする見通しとなった。

 この法案の可決により、蒋介石による「白色テロ」の完全な真相究明にも道が開けたことになる。1947年から蒋介石が亡くなった1975年の間、台湾では蒋介石の政敵に対する粛清が行われた。

通称「促転」法案はまた、権威主義的な統治は自由と民主主義を侵害したのであり、「正統性を剥奪」されるべきとしている。さらに「この目的のため、施設、学校、公共の建物や広場は、権威主義的な統治を記念するあらゆるシンボルの展示を禁止されるべき」で、関連するシンボルもまた「撤去、改名、もしくは処分されるべき」だとしている。

 台湾の蔡英文総統は2週間以内に法律を裁可する見通し。(c)AFP/Michelle YUN


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