和牛のブースの前にできる長い行列
(台北 12日 中央社)23日の天皇誕生日を前に、台北市内のホテルで11日、祝賀レセプションが開かれ、李大維外交部長(外相)や蘇嘉全立法院長(国会議長)ら政財界や日本語教育、日本文化関係者など約800人が来場した。今年9月に解禁されたばかりの日本産牛肉が振る舞われ、ブースの前には行列ができた。
主催した日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹男代表はあいさつで、今年は日台関係が新たな段階に進むのに非常に重要な一年になったと言及。和牛の輸入が16年ぶりに解禁されたことにも触れ、感謝の気持ちとして会場に用意したと語った。また、その他の日本食品の輸入解禁についても引き続き台湾側の関係者と力を合わせ解決していくと述べた。
李部長は、日本は台湾にとって重要なパートナーだと語り、良好な日台関係があれば、アジア太平洋地域は平和で安定したものになるだろうと自信をみせた。
この日用意された和牛は秋田県産。ステーキ、しゃぶしゃぶ、ローストビーフの3通りの調理法で振る舞われ、来場者は和牛の美味しさを堪能した。
また、静岡県や富山県、沖縄県、福島県など地方自治体のほか、日本企業がブースを設け、ボールペンやビール、スイーツ、ラーメン、日本酒などを紹介した。