走行中の電車から飛び降り、後続列車の運行を妨げたとして、京都府警田辺署は13日、威力業務妨害の疑いで、韓国人の大学生の男(19)を逮捕した。
「自分でドアを開けて飛び降りた」と容疑を認めている。
逮捕容疑は10日午後5時40分ごろ、京都府京田辺市内の近鉄京都線新田辺駅-興戸駅間で、走行中の近鉄奈良発京都行き急行電車(6両編成)の扉を開けて飛び降り、後続電車の運行を妨げたとしている。
同署によると、男は知人3人と観光のため韓国から来日。4人で電車に乗車していた際、突然ドア付近の非常用レバーを操作して扉を開け、飛び降りた。知人らは「旅行中に時折、ふさぎ込んでいた」と話しており、同署は詳しい動機を調べている。
このトラブルで上下計41本が運休するなど、約3万人に影響が出た。