(台北 17日 中央社)中央選挙委員会(選管)は16日、2018年の統一地方選挙の日程を8月16日告示、11月24日投開票と決めた。行政院(内閣)直轄市6市の市長を含めた22県市の首長や議員などが一斉に選ばれる。今年の地方選は、蔡政権のかじ取りに対し市民が初めて評価を下す場となるため、その動向に注目が集まっている。
対象となるのは▽直轄市長▽県長、その他の市長▽直轄市議会議員▽県市議会議員▽郷鎮(町村)市長▽郷鎮市民代表▽村里長(町内会長)▽直轄市先住民区長▽区民代表―。
直轄市の6市は台北市、新北市、桃園市、台中市、台南市、高雄市。2014年の前回選挙では、中国大陸とのサービス貿易取り決めを巡り、当時の馬英九政権の支持率が低迷した影響で国民党が大敗を喫した。当時野党だった民進党は直轄6市のうち、4市で勝利を収め、その他の県市でも躍進。各地の勢力図が大きく塗り替えられ、2016年には民進党が政権を握った。