(台中 18日 中央社)台中メトロ(MRT)グリーンラインは16日、始発の北屯駅から終着の烏日駅までの全線(16.71キロ)で初となる走行試験に成功した。同市政府交通局の王義川局長は17日、走行試験に使われた車両は国内の鉄道車両メーカー、台湾車両が製造したものだと明らかにし、台湾製の車両による走行試験の成功に喜びを示した。
王局長は、各システムの動作は非常にスムーズだったと説明。工事全体の進捗率は75%に達しており、今年末には試験運転を行う見通しを示した。今後は各機能のテストを進めていくという。
同線は終着駅と始発駅以外の16駅が高架駅。線路は高さ10メートル余りの高架橋上に設置されている。王局長は、車窓からは街の景色が楽しめるとアピールした。
走行試験が行われたこの日、グリーンラインの線路を走る列車の姿を捉えた写真がフェイスブック上に一般市民により投稿された。撮影者は車両の美しさを称賛し、早期開業に期待を寄せていた。