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世界一のパン職人、呉宝春さんの愛弟子、師匠が優勝した大会で奮闘/台湾

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(パリ 5日 中央社)仏パリで3日から、パン職人世界一を競うコンテスト「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー」が開催されている。パン部門で出場の謝忠祐さんは、第1回大会(2010年)優勝者、呉宝春さんの愛弟子。初日に出番を迎えた謝さんは、蝶をモチーフにしたパンと、生地に練り込むイチゴから着色用の食材まで台湾産にこだわった郷土色豊かなパンの2品を焼き上げた。生き生きとした蝶の姿に感心し、技法を尋ねた審査員もいたという。

同大会は、ベーカリーワールドカップと称される「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」で好成績を収めた者だけが出場できる、個人を対象としたコンテスト。台湾チームは、呉さん率いる3人が、パン、ヴィエノワズリー、飾りパンの3部門で日本やフランスなどの強豪と腕を競い合う。

製作を終えた謝さんは中央社の取材に対し、どんなパンで勝負するか、9カ月以上考え抜いたと苦労談をちらり。しかし、試合に関しては、オーブンの温度や発酵具合、色合いなど全てにおいて、台湾で練習したときよりも良かったと微笑んだ。

一方、2016年のベーカリーワールドカップで、バットを構える原住民(先住民)の野球選手をかたどった作品で台湾をアピールした王鵬傑さんが、飾りパン部門で5日に出場する。今回は祭り囃子の「陣頭」がテーマ。「これは台湾特有の武術であり、芸術」と強調する王さんは、「パンを通じて台湾文化を再認識してもらいたい」と意欲をにじませた。

コンテストは6日までの開催で、最終日に結果発表と授賞式が行われる。



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