台湾の農業委員会(農水省)から感謝状を贈られる中日本エクシスの青山忠司社長(右から3人目)ら
(台北 3日 中央社)台湾の農産物の販路拡大やプロモーションに努めているとして、行政院(内閣)農業委員会は1日、NEXCO中日本(中日本高速道路)などの日本企業・団体に感謝状を贈呈した。同委員会の胡忠一・主任秘書によれば、台湾が東日本大震災時に日本に支援を寄せたことをきっかけに同社との交流が盛んになったという。
胡氏は、自身が4年前に日本に駐在していた際、同社から台湾に何か恩返しができないかと申し出があり、提携につながったと説明。同社は2016年から日本で台湾農産物の販売促進に取り組み、同年には同社の協力の下、静岡県内の小学校で台湾バナナが給食として提供されることになったと紹介した。
同社は台湾バナナを使ったケーキの販売など、サービスエリアでのプロモーションにも尽力。日本一の売上高を誇るとされる海老名サービスエリアでは台湾産インドナツメの試食会が予定されている。
式典に出席した同社の子会社、中日本エクシスの青山忠司社長は中国語であいさつを行った。東日本大震災や熊本地震時の台湾からの支援に感謝を述べると、先月発生した台湾東部地震について「台湾加油(頑張れ)」とエールを送った。