9日の記者会見で公開される3種類の車両デザイン
(新北 10日 中央社)新北市政府捷運工程局は、市内で建設が進む新規の高架路線、新北メトロ(MRT)三鶯線の車両デザインについて、最終候補となった3種類を公開し、10日から人気投票を実施している。9日に開かれた記者会見では、朱立倫市長が3種類のデザインを紹介し、投票を呼び掛けた。
三鶯線は台北メトロ板南線の頂埔駅(土城区)と三峡区、鶯歌区約14.3キロを結ぶ路線。2016年に着工しており、2023年の完成を目指している。
車両は日立製作所傘下の日立レールイタリア(HRI)製で、プロトタイプは2019年にイタリアで完成し、同国での試験を経て2020年末までに台湾に運ばれる予定。全自動無人運転で、2両1編成。29編成が導入される。
自然に恵まれた三峡、鶯歌の風情や特色を取り入れたというデザイン候補は▽白とライトブルー(青空をイメージ)▽白い車体の先頭部に鷹をモチーフにした赤い翼の模様(三峡の鳶山を象徴)▽赤を基調に青ライン(赤は地元在住の先住民アミ族を代表する色)の3種。
インターネット投票(10~20日)のほか、24、25両日には台北大学、鶯歌老街など三鶯線沿線の16カ所でも投票を受け付ける。