(2018年04月19日 伏見経済新聞)
中小路健吾長岡京市長
2020年のNHK大河ドラマが4月19日、明智光秀が主役の「麒麟(きりん)がくる」に決まり、誘致活動を進めてきた長岡京市と大山崎町では喜びの声が広がっている。
同市ではこれまで、明智光秀やその娘の細川ガラシャ、細川幽斎、忠興親子などをテーマにしたNHK大河ドラマ誘致を推進してきた。2011年にNHK大河ドラマ誘致評議会を周辺市町と連携して設立。2016年にも中小路健吾市長がNHK放送センター(東京都渋谷区)を訪れ大河ドラマ誘致の要望書を提出するなどしてきた。
今回の決定に対して中小路健吾長岡京市長は「ようやく実現したという喜びでいっぱい。当初、2011年度にスタートし、今や 1府 2県 13市2町の熱い思いで今日まで誘致活動を進めてきた。本市は、ガラシャとその父・光秀公、夫・忠興公とその父・幽斎公がさまざまな人間ドラマを繰り広げたゆかりの地。光秀公を題材とした大河ドラマは現代や未来にも通じ、必ずや多く の方に共感と感動を与えてくれるものと思う。この誘致活動に関わっていただいた関係者、署名してくださった多くの皆さまに 感謝するとともにあらためてお礼申し上げたい」と笑顔を見せる。
2018年4月現在、誘致活動に参加している自治体は、京都府、熊本県、兵庫県 、長岡京市、福知山市、亀岡市、舞鶴市、宮津市、綾部市、京丹後市、兵庫県篠山市、丹波市、京都市、熊本市、山鹿市、中津市、大山崎町、福井県若狭町など1府2県13市2町。
署名集めなど長岡京市の誘致活動のキャラバン隊として活動してきた、戦国劇団・乙訓戦国つつじの大西恒さんは「やっとという思い。署名活動や劇を通して伝えてきたことが、皆さまのご好意が報われた。本当にうれしい。ご協力いただいた関係者、ご署名いただいた皆さまに感謝申し上げたい。一方でこれからが大切。個々でなく参加自治体、ゆかりの地の皆さまと共に明智光秀公や関係する武将、姫などをさらに盛り上げて伝えていきたい」と意欲を見せる。