タイワンユリ=金山区公所提供
(新北 25日 中央社)北部・北海岸、東北角一帯で、台湾原産の「タイワンユリ」(タカサゴユリ)が見ごろを迎えた。過度に摘み取られるなどして年々減少していた野生のタイワンユリ。復元を目指して新北市政府農業局が2014年から植え育てた3万株近くが、海岸沿いの道路など各所で純白の美しい花を咲かせ、多くの行楽客を引き付けている。
同局によると、近年では取り組みに賛同する地元の人々も自発的に草むしりや施肥、巡回などを行うようになり、花の成長を地域ぐるみで見守っているという。
今年は3、4月と良い天気が続いたことから、平年よりも早めの開花となった。台2線浜海公路(新北市石門~貢寮区間)のほか、同市の金山、石門、瑞芳、貢寮などの公園や遊歩道などで5月ごろまで楽しむことができる。