(2018年05月14日 烏丸経済新聞)
兵庫県西宮市から京都観光に来ていた4人家族の石井さん一家
八坂神社近くにある「漢検 漢字図書館・図書館(愛称=漢字ミュージアム)」(京都市東山区祇園町南側)が5月12日、来館者20万人を突破した。
2016年6月9日に開館した同施設。漢字の歴史を伝える展示や、漢字クイズ、ワークショップやセミナー、漢字にまつわる書籍の閲覧などができる。
この日20万人目となったのは、兵庫県西宮市から京都観光に来ていた4人家族の石井さん一家。高坂節三館長が年間パスポートや漢字辞書などの記念品を贈呈した。
石井隆義さんは「偶然通りかかって興味を持って入館した。きれいな建物で、カフェも利用した」と話す。隆義さんの妻の亜耶子さんは「子どもが小学2年生で漢字を学習している。スタンプを押すなどして楽しんでいた」と話す。
セレモニーでは、魚好きで、家で魚偏のパズルで遊ぶこともあるという貫太くん(7)が、好きな漢字を聞かれて「カジキ」と答え、館長らを悩ませる一幕もあった。「松方弘樹と書けば」とのジョークも飛び、和やかなムードに包まれた。
高坂館長は「年間パスでまた遊びに来て、たくさん漢字を覚えてね」と貫太くんと芽依ちゃん(4)にも呼び掛けた。