交差点で今年2月、男女4人がこたつを置いて座り込んだ
京都市左京区の京都大吉田キャンパス近くの百万遍(ひゃくまんべん)交差点で今年2月、男女4人がこたつを置いて座り込んだ事件で、京都府警が男女を京大大学院生などと特定し、道交法違反(交通妨害物件の放置など)の疑いで立件する方針を固めたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、大学院生らは2月25日午後5時前、百万遍交差点の真ん中にこたつを置いて座り込み、交通を妨げた疑いが持たれている。
通行人らの110番を受けて駆け付けた京都府警下鴨署員が、鍋を置いたこたつを囲んでいる若い男女4人を発見。注意したところ、こたつをリヤカーに積み込んで立ち去った。ヘルメット姿で拡声器を持って演説する者もいたという。
現場は片側2車線の幹線道路同士の交差点で、けが人はなかったものの交通量が多いことから、府警は「重大事故につながりかねない危険な行為」として捜査。目撃した京大関係者の証言などから大学院生らが浮上した。
現場周辺は京大の校舎などが立ち並び、当日は入試の2次試験の期間中。犯行の映像や写真が、動画投稿サイト「ユーチューブ」や会員制交流サイト(SNS)に相次いで投稿された。
産経新聞