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中国大陸統一派メンバーを起訴 現役軍人ら取り込み図る=台北地検

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中国大陸統一派メンバーを起訴 現役軍人ら取り込み図る=台北地検


記者会見を開く王炳忠被告 

(台北 13日 中央社)台北地検は13日、サークルなどを利用して現役、退役軍人などを組織に取り込もうとしたとして、中国大陸との統一を主張する新党の青年組織のメンバー3人を国家安全法違反の疑いで起訴した。国防部は同日、取り込まれた現役軍人はおらず、軍事機密の漏えいもないとする内部調査の結果を明らかにした。

台北地検によれば、中国大陸籍の男が留学生の身分で台湾でスパイ活動を行った事件に関して調査を進めていたところ、この男が新党メンバーの3人と2014年に知り合い、中国大陸の対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の幹部などの指示を受け、組織を台湾で発展させるためのグループを共同で結成していたことが発覚した。男と新党メンバー3人はサークルの活動やSNS運営などを通じ、現役や退役した軍人、青年、学生らを組織に取り込もうと物色していたとみられている。

起訴された新党のメンバーは同日、記者会見を開いた。王炳忠被告は、検察側には決定的な証拠がないと指摘。パズルを組み合わせるように罪名をでっち上げ、検察の希望に沿った物語を作り出そうとしているだけだと批判した。また、中国大陸当局からの資金は一切受け取っていないと強調した。

王被告の父親も同日、組織を発展させるために必要な資金の管理や隠匿に加担したとして台北地検に起訴された。


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