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離島・蘭嶼を舞台にした台湾映画、アジア太平洋映画賞にノミネート

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離島・蘭嶼を舞台にした台湾映画、アジア太平洋映画賞にノミネート


映画「只有大海知道」の劇中写真=海鵬影業提供 

(台北 14日 中央社)台湾東部の離島・蘭嶼を舞台にした映画「只有大海知道」がオーストラリアの映画賞「アジア太平洋映画賞」にノミネートされたことが分かった。ヘザー・ツイ(崔永徽)監督は、知らせを受け取った直後は理解できなかったと話し、ノミネートは光栄だと喜びを明かした。

同作は蘭嶼の小学校3校に在籍する児童が参加するパフォーマンス隊「小飛魚文化展演隊」の実際の物語を基にした作品。ツイ監督が6年をかけて完成させた。これまでドキュメンタリーを手掛けてきたツイ監督にとって、初の長編フィクション作品となる。主演で教師役のホアン・シャンホー(黄尚禾)以外は全て、蘭嶼に住む台湾原住民(先住民)タオ族の人々が地元住民を演じる。

製作のきっかけは、蘭嶼に住む台湾原住民(先住民)タオ族の子供がステージ上で伝統舞踊を披露する際に、タオ族の文化を象徴するふんどしを履くのを拒否した事件を知ったこと。ツイ監督は文化的アイデンティティーの重要性を感じ、撮影を決めたという。

ツイ監督は、映画を通じて蘭嶼が直面する問題を知ってほしいと願う。先月上旬には蔡英文総統に意見書を提出し、文化が失われつつある蘭嶼の現状への理解を求めた


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