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台湾オペラ老舗劇団、新作に同性愛やタイムスリップ 新たな可能性に挑む

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台湾オペラ老舗劇団、新作に同性愛やタイムスリップ 新たな可能性に挑む


6月12日に行われた台湾オペラ「龍逆鱗」PR記者会見の様子 

(台北 14日 中央社)来年で創立90年を迎える歌仔戯(台湾オペラ)の老舗劇団「明華園」は、同性愛やタイムスリップなどの要素を初めて取り入れた新作「龍逆鱗」を今年8月に上演する。伝統の殻にとらわれず、新しい手法を大胆に取り入れて進化し続けてきた同劇団。新作で伝統芸能の新たな可能性に挑戦する。

同劇団は1929(昭和4)年、陳明吉氏によって旗揚げされた。台湾で広く使われている方言「台湾語」で演じる歌仔戯を陳家親子3代にわたって守り続け、発展させている。同作は、追放された2人の王子が再び皇宮に返り咲くまでを描いた「龍抬頭」(2017年)の続編で、“東洋版ハムレット”の最終章とされる。

演出および脚本を務めるのは、今年芸術分野の台湾最高栄誉「国家文芸奨」を受賞した劇作家の陳勝国氏。皇宮を舞台に繰り広げられる2人の王子の復讐劇をベースに、家族間や恋人間の愛情、憎しみ、葛藤が絡み合う様子が描かれる。

公演は国家両庁院国家戯劇院(ナショナルシアター、台北市)で8月17日から19日まで。


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