台北市、歩行者用青信号延長ボタン増設へ 高齢者に配慮
台北市内のスクランブル交差点=同市政府交通局提供
(台北 15日 中央社)台北市政府交通局は14日、市内の交差点1カ所に設置されている「青延長用押しボタン」の増設を進める方針を明らかにした。青信号のときにボタンを押すと15秒延長できる仕組みで、横断歩道を渡る高齢者の安全を確保するため、昨年末に試験的に導入していた。専門家からは次の青信号の延長ができるシステムを求める声も上がっており、こちらも1~2カ月以内に試験的に取り入れる見通し。
同局の陳学台局長によると、高齢化が進む同市では、昨年起きた交通事故のうち、歩行中に事故に巻き込まれた死傷者の約3割が65歳以上だった。これを受けて同局は、高齢者の交通安全対策に積極的に取り組んでいる。
青信号の時間については昨年から見直しが始まり、秒数を決める基準になってきた一般人の歩行速度(1秒当たり1メートル)のほかに、高齢者用の新基準(同0.5メートル)を設定。これまでに、高齢者が多く集まる市内の病院や公園、寺廟周辺計26カ所の信号機で新基準が適用された。また、5月末までに、交通量の多い市内の十字路210カ所を、歩行者信号が同時に青に変わるスクランブル交差点にしたという。
台北市内のスクランブル交差点=同市政府交通局提供
(台北 15日 中央社)台北市政府交通局は14日、市内の交差点1カ所に設置されている「青延長用押しボタン」の増設を進める方針を明らかにした。青信号のときにボタンを押すと15秒延長できる仕組みで、横断歩道を渡る高齢者の安全を確保するため、昨年末に試験的に導入していた。専門家からは次の青信号の延長ができるシステムを求める声も上がっており、こちらも1~2カ月以内に試験的に取り入れる見通し。
同局の陳学台局長によると、高齢化が進む同市では、昨年起きた交通事故のうち、歩行中に事故に巻き込まれた死傷者の約3割が65歳以上だった。これを受けて同局は、高齢者の交通安全対策に積極的に取り組んでいる。
青信号の時間については昨年から見直しが始まり、秒数を決める基準になってきた一般人の歩行速度(1秒当たり1メートル)のほかに、高齢者用の新基準(同0.5メートル)を設定。これまでに、高齢者が多く集まる市内の病院や公園、寺廟周辺計26カ所の信号機で新基準が適用された。また、5月末までに、交通量の多い市内の十字路210カ所を、歩行者信号が同時に青に変わるスクランブル交差点にしたという。