(2018年06月15日 台北経済新聞)
回転ずしチェーン大手「スシロー」が6月15日、台北駅周辺に台湾1号店「スシロー台湾館前店」をオープンした。
1984年(昭和59年)に大阪で創業した同社は、昨年の売上が1,564億円に到達。今年中に500店舗超となる計画を立てるなど、事業を拡大。2011年に韓国に進出して以降2カ国目の海外進出となった。
オープン前日に行った現地メディア向け内覧会で、台湾スシローの加藤広慎総経理は「台湾人の皆さまに、スシローのすしを通して、おなかも心もいっぱい満たしてほしい」と話す。
台湾1号店では、日本と同水準以上の品質を保つため、「世界から厳選した」食材を使用。日本の人気メニューである「まぐろにぎり」や「炙(あぶ)りサーモンバジルにぎり」、「大切り生サーモンにぎり」などを含む約130種類のメニューを提供する。価格は、1皿40台湾ドル以上。
同社が得意としているITシステムを台湾でも利用し、皿の底にICチップを導入。鮮度を保つほか、全国各地の好みの分析に役立てるとしている。
台湾での今後の店舗計画について、加藤総経理は「多くの台湾人においしいすしを味わってもらうため、台湾の全国展開をなるべく早い段階で実現したい」とも。
営業時間は11時~22時15分(6月24日まで11時30分~22時)。アプリを利用して予約も可能。客席は208席。