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「八・二三砲戦」60周年 金門県、戦地ゆかりの元兵士に再訪呼び掛け

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「八・二三砲戦」60周年 金門県、戦地ゆかりの元兵士に再訪呼び掛け


元兵士らに贈呈されるコーリャン酒の「楼重キョ光」 

金門県大胆島 

(金門 20日 中央社)中国大陸からの砲撃を機に始まった「八・二三砲戦」(金門砲戦)開戦から60年目を迎える今年、これまで一般人の上陸が制限されてきたかつての戦地、大胆島への上陸が7月26日に全面的に解禁される。金門県は同島で服役していた退役軍人を対象とした特別キャンペーンを実施し、金門再訪を呼び掛けている。

金門本島の外海約12キロ地点に位置し、中国大陸のアモイとは5キロも離れていない大胆島。国共内戦時には最前線として軍政が敷かれ、大二胆戦役(1950年)や金門砲戦(1958年)では激しい戦いが繰り広げられた。島が同県政府に移管された2014年以降も上陸には申請が必要で、観光できる場所も一部に限られていた。7月26日は、大二胆戦役が勃発した日。

同県政府によると、上陸解禁に向け、5月から2度にわたって同島ゆかりの退役軍人に声を掛け、ボランティアとして島内の環境美化や整備に携わってもらったところ好評だったため、3度目となる今回は規模を拡大。7月1日~12月25日のキャンペーン期間中、空港に専用のカウンターを設けて元兵士らを歓迎するほか、参加者に地元の名産コーリャン酒「楼重キョ光」の限定パッケージ版を贈呈する。県営の酒造工場「金酒公司」によると、同酒は、かつて金門に駐在した兵士たちにとって非常に懐かしい味わいだという。(キョ=くさかんむりに呂)


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