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建物や昆虫の3Dモデル無料提供 日本統治時代の菊元百貨店など

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建物や昆虫の3Dモデル無料提供 日本統治時代の菊元百貨店など


「台湾デジタル資産ライブラリー」で公開される菊元百貨店の3Dモデル 

(台北 23日 中央社)台湾の建物や昆虫の3Dモデルなどを無料でダウンロードできる「台湾デジタル資産ライブラリー」(台湾数位模型庫、TDAL)が22日、試験運用を開始した。日本統治時代の1932年に開業した台湾初のデパート、菊元百貨店(台北市)や戦後に発展した中華商場(同)など、すでに取り壊されてしまった建物もリアルに再現されている。鄭麗君文化部長(文化相)は、台湾は映像制作や漫画、アニメ、ゲーム産業の強化を目指すとした上で、TDALを通じて台湾特有の美学をアピールでき、コンテンツ産業のレベルアップにもつながると期待を示した。

TDALでは、台北市内の円山大飯店(グランドホテル台北)や台北101、新北市の淡水紅毛城など、現存する台湾の代表的な建築物26カ所のほか、44種類の昆虫、文化部文化資産局が作成した25カ所の古跡資料など、約100種類のデジタル資産がそろい、創作者が自身のニーズに合った3Dデータを活用し、作品に生かすことができる。資料は、多くの国・地域で採用されているクリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき、非営利目的などの条件付きで共有・翻案が可能。

同部の丁暁菁政務次長は、台湾もハリウッドに負けない技術を持つと強調。「自分を信じることさえできれば、台湾の業界は国際レベルの品質を実現できる」と語り、台湾の作品を世界に向けて発信することに期待を寄せた。


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