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京都スタジアム「ぶっ飛んだ仕掛けを」4年半ぶり専門家会議

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京都スタジアム「ぶっ飛んだ仕掛けを」4年半ぶり専門家会議


京都スタジアム 

京都スタジアム 


京都府が亀岡市のJR亀岡駅近くで計画している球技専用の京都スタジアム(仮称)について、運営経営専門家会議(座長・門内輝行京都大名誉教授)はこのほど、京都市下京区のメルパルク京都で4年半ぶりに会合を開き、具体的な運営の検討を始めた。スタジアムを核としたにぎわい創出の考え方を協議した。

 府は、同会議が2013年12月にまとめたスタジアム運営の方向性に基づき施設を設計し、今年1月に着工した。開業を20年春に控え、運営の内容に議論の軸足を移す。

 府が完成イメージや建設現場の映像を示し、クライミングウオールやスポーツジムをはじめ、近くに生息する国天然記念物アユモドキの展示施設などを整備する案を説明した。立命館大教授の長積仁委員は「4年半前とは価値観がだいぶ変動している。ぶっ飛んでいるような仕掛けをしないと、わくわく感がない」と指摘した。

 日本プロサッカーリーグクラブ経営戦略本部の佐藤仁司委員は「スタジアムツアーなど試合のない日に人を集める戦略をそろそろ立て始めるべきだ」と述べ、ブランド戦略やPR方法の検討を急ぐよう助言した。

 門内座長は、エリアとしてのデザインの重要性を強調し「JR西日本と相談し、『亀岡エクスプレス』を運行する日を設けるなど、総合的な戦略を進めていかなければ(大阪府や兵庫県など)都心部のスタジアムに勝てない」と訴えた。

 府は、同会議の意見などを踏まえて12月をめどに運営計画をまとめる予定。来年度以降、事業者を募集する。


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