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台中市、計画中の環状線周辺で文化資産調査へ 日本時代の建物も

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台中市、計画中の環状線周辺で文化資産調査へ 日本時代の建物も


台中市議会で文化財重視の姿勢をアピールする林佳龍市長(左から2人目) 

(台中 28日 中央社)中部・台中市が建設計画を進めている鉄道環状線「大台中山手線」について、同市政府文化局の王志誠局長は27日、同線沿線の一部地域で7月から有形文化資産の調査を行う方針を明らかにした。同線沿線上には日本統治時代に建設されたとみられる橋など、整備されていない文化資産が複数あるという。

台中市の環状線計画は、既存の台湾鉄路管理局(台鉄)山線と海岸線の一部区間を高架化するなどの改良を加えるとともに、その2線をつなぐ新路線を建設し、鉄道を環状線化するというもの。だが、その高架化工事を進める中で、文化資産が発見され、保存のための緊急措置をとるケースが相次いでいた。

楊典忠市議らはこの日、市議会で質疑に立ち、清水駅宿舎や日本統治時代の街長宿舎をはじめとした同線沿線上の文化資産の調査、研究を早急に進めるよう市に求めた。

王局長は、すでに調査費用として文化部(文化省)文化資産局に補助金を申請、今年2月に給付の許可が下りたと説明した。林佳龍市長は、鉄道はただの交通手段ではなく、過去と未来をつなぐものだとし、文化資産の保存を重視する姿勢を示した。


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