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日本統治時代の公会堂が図書館に 観光地化にも期待

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日本統治時代の公会堂が図書館に 観光地化にも期待


修復工事を終えた旧新化郡公会堂=台南市文化資産管理処提供 



(台南 29日 中央社)南部・台南市新化区に日本統治時代から残る歴史的建造物「旧新化郡公会堂」の修復工事が完了した。同市文化資産管理処は、今後図書館として再利用するとした上で、当時の面影をとどめる建物が新たな観光スポットになることにも期待を示した。

同公会堂は1937(昭和12)年に竣工。地元の集会所であったほか、卒業式や結婚写真のロケ地などとしても使われたという。2008年に旧台南県(現台南市)の歴史的建造物に指定された。同市は2016年8月、2500万台湾元(約9100万円)を投じて修繕工事に着手。今年5月に完了し、6月に竣工検査を終えた。

同処によると、台湾では、1900年代初頭に初めて建設された基隆公会堂を皮切りに、第2次世界大戦が勃発するまで、各地に62カ所の公会堂が設けられた。台南市には8カ所あったが、今でも残っているのは同公会堂と、中西区の旧台南公会堂の2カ所のみ。

旧台南公会堂は1911(明治44)年に建てられた、同市で最も知名度が高い公会堂。清朝時代の4大名園の一つとされた景勝地「呉園」内に建てられ、今でも庭園の一部が残る。1998年に同市の古跡に指定され、今では「呉園芸文センター」として国内外の観光客を引き付けている。


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