川面にかがり火、鵜飼の妙技 京都・宇治川
かがり火の明かりの下、巧みな綱さばきで鵜を操る鵜匠(1日、京都府宇治市宇治・宇治川)
夏の風物詩「宇治川の鵜飼」が1日夜、京都府宇治市宇治の京都府立宇治公園で開幕した。伝統的な装束を身につけた鵜匠(うしょう)が巧みに鵜を操る姿が、揺れるかがり火に浮かび上がり、見る人たちを魅了した。
川開きの神事に続き、夕闇が迫る中、風折烏帽子(えぼし)に腰蓑(こしみの)姿の鵜匠、澤木万理子さんと江﨑洋子さんが舟に乗り込んだ。かがり火に照らされた川面へ勢い良く潜る鵜に2人が交代で「ホーウ、ホーウ」と声を掛け、6羽を操った。捕らえた魚を鵜匠が吐き出させると、乗合船や川岸で見ていた人たちから歓声が上がった。
今季の鵜飼は9月30日まで。乗合船からの観覧は大人2千円、小学生千円。乗船は、8月末までは午後6時半、9月は午後6時。
宇治川の鵜飼は平安時代には行われており、途絶えたが1926年に再興後、続いている。4年前に人工ふ化に成功。育った鵜は「ウッティー」と呼ばれ、この日もおととし生まれた1羽がデビューした。ウッティーたちは人に慣れており、綱を付けずに川へ放して漁をする「放ち鵜飼」の訓練にも取り組んでいる。
(京都新聞)
かがり火の明かりの下、巧みな綱さばきで鵜を操る鵜匠(1日、京都府宇治市宇治・宇治川)
夏の風物詩「宇治川の鵜飼」が1日夜、京都府宇治市宇治の京都府立宇治公園で開幕した。伝統的な装束を身につけた鵜匠(うしょう)が巧みに鵜を操る姿が、揺れるかがり火に浮かび上がり、見る人たちを魅了した。
川開きの神事に続き、夕闇が迫る中、風折烏帽子(えぼし)に腰蓑(こしみの)姿の鵜匠、澤木万理子さんと江﨑洋子さんが舟に乗り込んだ。かがり火に照らされた川面へ勢い良く潜る鵜に2人が交代で「ホーウ、ホーウ」と声を掛け、6羽を操った。捕らえた魚を鵜匠が吐き出させると、乗合船や川岸で見ていた人たちから歓声が上がった。
今季の鵜飼は9月30日まで。乗合船からの観覧は大人2千円、小学生千円。乗船は、8月末までは午後6時半、9月は午後6時。
宇治川の鵜飼は平安時代には行われており、途絶えたが1926年に再興後、続いている。4年前に人工ふ化に成功。育った鵜は「ウッティー」と呼ばれ、この日もおととし生まれた1羽がデビューした。ウッティーたちは人に慣れており、綱を付けずに川へ放して漁をする「放ち鵜飼」の訓練にも取り組んでいる。
(京都新聞)