「嘉多丸君」をキャラクター化した作品など
祇園祭の函谷(かんこ)鉾(京都市下京区四条通烏丸西入ル)はこのほど、無料通信アプリ「LINE」(ライン)で送信できる独自のイラスト「スタンプ」を制作した。稚児人形「嘉多丸君(かたまるぎみ)」や、懸装品(けそうひん)の「イサクに水を供するリベカ」に登場する人物を愛らしいキャラクターにした作品など40点がある。
スタンプには、ちまきや駒形提灯といった祇園祭ならではの品や吉符入りや鉾建て、巡行などの諸神事を題材にした。このほか、文字代わりに使ってもらえるよう、布団から起き出す嘉多丸君を描いた「おはよう」や、旧約聖書に登場する少女リベカが手を振る「ばいばい」などもある。
若年層を中心に祇園祭や函谷鉾の知名度を向上させようと、岡本正理事長(52)が知人に原画の制作を依頼し、7月上旬から配信を始めた。岡本理事長は「スタンプを通じて函谷鉾のファンになってもらいたい」と話す。有料。