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祇園祭「芦刈山」が伏見のヨシ使った箸販売 京女生の「ちまき」デザイン採用

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祇園祭「芦刈山」が伏見のヨシ使った箸販売 京女生の「ちまき」デザイン採用


(2018.07.09 烏丸経済新聞)

福場さんと「ちまき箸」 

「ちまき箸」


祇園祭の前祭(さきまつり)に出る芦刈(ありかり)山で7月14日、「ちまき箸」の販売を始める。

芦刈山は植物のアシと「悪(あ)し」に掛けた和歌が出てくる謡曲の「芦刈」にちなんだ山。芦刈山では、伝統的な屋根材などに使われるヨシ(=アシ)の保全活動を行う「宇治川のヨシを守るネットワーク」の活動に賛同し、伏見のヨシ刈りで出たヨシを活用した箸を3年前から販売している。

今年は京都女子大学の家政学部生活造形学科の福場由芽子さんがデザインした「ちまき」をイメージしたパッケージにリニューアルした。パッケージは色違いや文字違いの4種類を用意する。

 福場さんは食にまつわるパッケージのコンテストにちまき箸を応募。その応募作品を見た同ネットワーク代表で箸の製造をしたワイエス商事の中野彰三さんが「芦刈山の箸のパッケージに使いたい」と声を掛けた。

 福場さんは、中野さんと相談しながらパッケージを改良。材料や形状を変更し、工程やパーツが減らせるような工夫も施した。14日は福場さん自身も販売に参加する予定という。

 「福場さんは私のデザインが芦刈山の紋やロゴの入った商品として並ぶのがうれしい。ちょっとしたギフト用にも使えるので手にとってもらえたら」と話す。

 中野さんは「茅葺き屋根や茅の輪にも使われたヨシ。あまり知られていないが、宇治川(伏見区)に35ヘクタールほど、のヨシ原があり、ヨシ刈りを復活させた。箸を通じて活動を知ってもらえれば」と話す。

 販売時間は10時~21時。7月16日まで。1膳=500円(売上金の一部は宇治川のヨシ刈り活動に寄付される)100本限定。


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