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駐屯兵の軍服直したミシン、離島・金門の歴史伝える

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駐屯兵の軍服直したミシン、離島・金門の歴史伝える


離島・金門の歴史を伝える古いミシンの数々 

(金門 11日 中央社)離島・金門島で、古いミシンを集めた特別展が開催されている。国共内戦時代に軍事的拠点とされた同島。当時は10万人の軍人が駐留し、軍服直しや腕章の刺繍などで生計を立てる家庭が珍しくなかったという。同展では軍服を陰で支えたミシンを媒体に、当時の島民の暮らしを振り返る。

同島では1992年に戒厳令が解除されて以降、駐留軍の規模が縮小。現在、島内の兵士数は3000人余りとなり、古いミシンも、その多くが時代とともに忘れ去られていった。

キュレーターの楊銘達氏によると、展示品の大部分は、母親も祖母も軍服直しをしていたという自身のコレクション。かつて一家の家計を支えるために使用していた1台や、米ウィルコックスアンドギブス社が1887年に製造したとみられるアンティークミシン、昭和時代に作られた全長25センチ、幅15センチ、高さ20センチのおもちゃのミシンなど計21台が展示される。


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