山鉾巡行(前祭、17日)の先頭の通過予定時刻
祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾巡行が17日、京都市内で行われる。先頭の長刀鉾や今年の「山一番」の蟷螂(とうろう)山など計23基の山鉾が都大路を進む。
祇園祭は疫病(えきびょう)退散を祈る八坂神社(東山区)の祭礼。山鉾行事と神輿渡御(みこしとぎょ)があり、山鉾は神輿の先触れの役割があるとされる。
午前9時に先頭の長刀鉾が下京区四条通烏丸東入ルを出発。四条通を東に進み、四条通麸屋町では、鉾に乗る稚児が「注連縄(しめなわ)切り」を行う。四条通堺町では、順番が書かれた「くじふだ」を奉行役が確かめる「くじ改め」がある。
四条通河原町と河原町通御池の交差点では、時間をかけて巨大な鉾の進行方向を変える「辻(つじ)回し」が披露される。夕方からは、八坂神社の神輿3基が四条御旅所(下京区)に向かう神幸祭がある。
24日には、後祭(あとまつり)の10基の山鉾が巡行し、夜には還幸祭がある。
■前祭の山鉾巡行順は次の通り
(1)長刀鉾(2)蟷螂(とうろう)山(3)霰(あられ)天神山(4)油天神山(5)函谷(かんこ)鉾(6)孟宗(もうそう)山(7)綾傘鉾(8)白楽天山(9)鶏鉾(10)太子山(11)伯牙山(12)芦刈山(13)月鉾(14)山伏山(15)四条傘鉾(16)占出(うらで)山(17)菊水鉾(18)保昌(ほうしょう)山(19)郭巨(かっきょ)山(20)木賊(とくさ)山(21)放下(ほうか)鉾(22)岩戸山(23)船鉾
(京都新聞)